女性の活躍

 唐の太宗の皇后で後に皇帝となった武則天(則天武后)と宋の真宗皇帝の皇后であった劉氏はともにその美貌を武器に権力の階梯を駆け上った人で、共に悪女イメージが強い人たちでもあります。ところが意外にもその治世は国がよく治まり、平和な発展期でもありました。
 武則天は皇帝にまでなったので別格ですが、それと近々の時代に日本では女性天皇の持統天皇が、朝鮮半島では善德(すんどく)女王が誕生しています。おそらく武則天の影響を受けたものと思われます。
 劉氏はもともと踊り子で、デンデン太鼓を使った舞が得意だったそうです。その美貌と真宗皇帝の寵愛を武器に徐々に頭角を現しついには皇后として、真宗亡き後は若き仁宗皇帝の後見人として実質的には11年にわたって権力を握っていました。その成り上がりの軌跡は置いておくとしても能力がなければできることではありません。
 子育てにはあれこれと細かい気配りと労をおしまない勤勉さが必要です。そのような女性の細やかさがこの二人が穏やかな治世を作り上げた理由かもしれません。保育も同じことで、よくそんなことに気が付くな。場合によってはどうでもいいんじゃないかと思うこともあります。ステレオタイプな決めつけは危険なことは承知していますが一般的な男性には難しいことだと思います。少なくとも私についてはそうです。
 政治は国民に対する細かい気配りが必要です。そうすると女性は政治に向いているのではないかと思います。そう思ってみると今般のコロナ対策で成功している国、例えば台湾、ニュージーランド、フィンランドなどは女性が指導者です。
 それに引き換え、日本ではなかなか女性の政治家が増えませんね。出る杭は打たれるのたとえ通り、女性が何かしら政治的な主張をするとすぐにたたかれる傾向があります。
 これでは流動性が担保できず、社会が硬直化するもとになります。政治からしてそうなのですから日本の社会が硬直化しても無理がないのかもしれません。
 もっともこれもステレオタイプかもしれませんので話半分に聞いてください。